虫歯があるとホワイトニングはできない?歯を白くするには その2
2022/02/04
虫歯治療後にホワイトニングをする際の注意点
虫歯治療後にホワイトニングをしたものの、「治療済みの歯が白くならなかった」「ほかの歯と色ムラができた」ということがあります。 虫歯治療後にホワイトニングをする際の注意点を紹介します。
詰め物や被せ物にはホワイトニング効果がない
ホワイトニングの効果が出るのは原則として天然歯だけで、詰め物や被せ物、人工歯は白くなりません。そのため、虫歯の治療後にホワイトニングをする場合、詰め物や被せ物とホワイトニング後の歯の色に、違和感が生じるおそれがあります。
このような事態を避けるためには、虫歯治療の際にあらかじめホワイトニングをする予定であることを伝えておくと良いです。
そうすれば、詰め物や被せ物の色の明るさを変える、被せ物の素材をセラミックにするなどの対処をすることができます。
重度の虫歯治療後はホワイトニング効果が出にくい
虫歯が進行して神経にまで達していた場合、根管治療(歯の神経の治療)が必要ですが、根管治療で神経を抜くと歯が徐々に褐色~黒色に変色することがあります。
血管が通っている神経を取ることで血液の循環が悪くなり、古いコラーゲン物質が歯の象牙質内の細い管に沈着し、それが変色してしまうからです。
神経を抜いたことで変色した歯は、歯の内側にも影響が出ます。そのため、オフィスホワイトニングやホームホワイトニングなどで歯の表面を白くしても、白くなるということはほとんどないと言えます。