歯の黄ばみを手っ取り早くなくすなら歯のマニキュアで!(1回目)
2022/01/27
歯のマニキュアとは?
歯の表面にマニキュア(塗料)を塗ることで、歯を白く見せるものです。塗料として使う成分は異なるものの、爪のマニキュアのようなイメージです。
歯の表面に塗料を塗るだけなので、歯そのものが白くなるわけではありません。あくまでも表面を白い塗料を塗って歯を白く見せるものなので、塗料が剥がれると効果は失われます。
とはいえ、歯の表面に塗るだけで手軽に歯を白くできるので、特別な日などに一時的に歯を白くしたいタイミングで利用できるのがメリットです。
歯のマニキュアには、歯科医院で行うものと、市販品を使ってセルフで行うものの2種類があります。
歯科医院での施術は、健康保険が使えないため費用がかかりますが、市販のものを使ってセルフでマニキュアを塗ると費用は抑えられます。とはいえ、ムラができたりしてうまく塗れない、歯科医院でやるよりもモチが悪いなどのデメリットも報告されています。
仕上がりの良さを求めるなら、セルフよりも歯科医院でやってもらうのがおすすめです。
歯のマニキュアはどんな歯に塗れるの?
歯のマニキュアの利用を決める前に、どんな歯に塗れるのか確認しておきましょう。
歯のマニキュアを塗れる歯
歯のマニキュアは、歯の黄ばみや黒ずみなど着色汚れが気になるときに利用することができます。天然の歯であれば、着色汚れがあったとしても問題なく使えるということです。
では、「差し歯や銀歯などはどうなのだろう?」と気になる方もいるのではないでしょうか。これらの歯はホワイトニングでは白くすることができませんが、歯のマニキュアでは白くすることができます。
予算の関係から差し歯や銀歯をセラミックに替えることは難しくても、大事なイベントのときに目立たないようにしたいなら、歯のマニキュアを塗るのもひとつの方法です。
ただし、天然の歯に塗るのと比べて仕上がりは不自然になるため、きれいな白い歯を期待すると少し物足りないかもしれません。
また、歯のマニキュアは歯の側面だけにしか塗れず、噛み合わせ面には塗れない点も覚えておきたいものです。奥歯など歯の側面が見えない部分の銀歯を隠したいと思っても、マニキュアでは隠せません。
歯のマニキュアを塗れない歯
虫歯になって歯が茶色く変色していたりすると、「歯のマニキュアで隠せたら…」と思うかもしれません。しかし、基本的に歯のマニキュアは虫歯には塗ることができません。
歯科医院で歯のマニキュアを塗ってもらうと、2~3ヶ月くらいもつのが一般的です。そのため、歯の表面をマニキュアで隠してしまうと、その下で虫歯が進行してしまう恐れもあります。
このような事情から、歯科医院では虫歯治療が済んでいない歯は、基本的にマニキュアを塗りません。
数日でマニキュアが剥がれるような市販品だと、マニキュアの下で虫歯が進行するリスクが少ないため、虫歯を隠すために一時的に使うことはできます。とはいえ、虫歯の進行を食い止めるためには、早めに歯科医院で治療を受けることが大切です。