「日本人は虫歯が多い」って本当?若者がやりがちな5つの悪習慣(3回目)
2022/01/12
実は知らない!正しい歯磨き方法
インタビュアー:先生、フロスはやるべきですか?
角先生:多分「フロスが虫歯予防につながる」っていうエビデンスが探せばあるとは思います。そんなことよりも、単純に気持ちいいからですよね。気持ちいい=清潔=菌が発生しにくい、ということです。
インタビュアー:フロスの使い方で何かコツはありますか?
角先生:フロスは歯磨きの後ではなく、歯磨きの前にやってください。歯磨き粉を歯と歯の隙間に入れることで、隙間に菌が発生しにくくなるためです。
インタビュアー:フロスは歯磨き粉の後かと思っていました!では、先生のおすすめの歯磨き粉を教えてください。
角先生:虫歯の原因についてお話しましたが、実は歯ブラシと虫歯には因果関係はありません。どちらかというと歯磨き粉の選び方が重要ですね。歯磨き粉は薬で、歯ブラシはあくまで道具ですから。私のおすすめだと「リナメル」です。汚れ吸着して、表面虫歯を治してくれて、カルシウム抜けたところを保護するという長所があります。研磨剤が入っておらず、吸着してくれます。
インタビュアー:研磨剤ってやっぱり入っていない方がいいのでしょうか。
角先生:研磨剤はやすりですからね。歯磨き粉の種類によって削れたという方もいます。
インタビュアー:そうなんですね。リーズナブルな歯磨き粉だと何がおすすめですか?
角先生:安いものだと「クリニカ」がおすすめです。あまり研磨剤が入っていませんし、私はクリニカの商品開発のコンセプトに共感しているので、個人的に気に入っています。
インタビュアー:歯磨き粉の選び方のコツってありますか?
角先生:悩みに対してどういう解決策を選ぶか?が重要なので、自分で何に悩んでいるのか?を明確にしてみましょう。例えば、歯を白くしたいのであれば、そういう成分の入っているホワイトニングの歯磨き粉を選ぶとかですね。
インタビュアー:歯ブラシの選び方はどうでしょう。
角先生:柔らかい歯ブラシ、硬い歯ブラシって実は上級者向けなんですよ。歯磨きスキルに自信がある人ってあまりいないと思います。初心者には硬さは普通が一番良いです。一番楽に効率的に磨けますしね。
インタビュアー:歯磨きのタイミングは、食後に毎回必要でしょうか。
角先生:例えばですが、夜は歯磨きをしっかりして昼はしないというのは、「夜はお尻を拭くけど昼はしません」みたいなことですね。口とお尻は同じ内臓です。一番良いのは、何か食べたら毎回磨く。何か使ったら必ず洗いますよね?
インタビュアー:そうは言っても、毎回は難しいという人も多い気がします。時間がないときは、うがいだけでもだめですか?
角先生:うがいだけでは虫歯防止はできません。メイクを落とさないで洗顔しても意味がないですよね?それと同じです。どうしても忙しかったら、1分でもいいので歯を磨く回数を増やしてみてください。やらないよりもずっとましですし、こういった小さい心掛けが将来の歯の健康につながりますよ。